終活何からはじめる?エンディングノートがおすすめ
「最近、終活をはじめてみようかと思うのですが、何からはじめればいいかわかりません」
大阪の司法書士・終活カウンセラーの田渕です。こういった疑問にお答えします。
終活にはいろいろありますが、まずはエンディングノートを書くことからはじめてみましょう。
エンディングノートとは自分の情報や財産状況、家族に対する想い、残りの人生でやりたいことなどをまとめて記載するノートです。
この記事では、終活について何からはじめるのか、についてわかりやすく解説します。
終活何からはじめる?エンディングノートがおすすめ
終活はエンディングノートから始めるのがおすすめです。
エンディングノートは自分の情報や財産状況、家族に対する想い、残りの人生でやりたいことなどをまとめて記載するノートです。
・関連記事 エンディングノートとは?司法書士、終活カウンセラーが解説
エンディングノートには、主に次のような事について記載するようになっています。
・自分の基本情報
・資産について
・冠婚葬祭に関するもの
・医療・介護に関すること
・連絡すべき相手の指定
・SNSなどの処分方法
・大事な人へのメッセージ
エンディングノートを書くことで、自分自身のことを見つめなおすことができ、また大事な家族へのメッセージを伝えることができます。
エンディングノートは遺言と違って書くのに費用もそんなにかかりませんし、気軽に思い立ったらすぐに書くことができます。
エンディングノートで特に重要なのは、資産についてのことです。
銀行預金や不動産などの財産についてのリストがなければ、家族としてはどこにどんな財産があるかわかりません。
そのため相続人が相続手続きをする際に、まず財産についての調査からはじめることになり大変です。
また生命保険の保険金請求権は、一般的に亡くなった日の翌日から3年で時効になり、消滅します。
そのため家族が請求せずにいると大きな損をすることになります。
なので、自分の資産についてリスト化しておくことが重要なのです。
・関連記事 相続の財産目録の書き方をわかりやすく解説【ひな型付き】
エンディングノートがあれば遺言は必要ない?
「エンディングノートがあれば、遺言は必要ありませんか?」
そんなことはありません。
エンディングノートと遺言は全く別のものです。
役割が違うものですので、エンディングノートがあれば遺言は必要ないというものではありません。
エンディングノートは、家族など大事な人へのメッセージを伝える手段ですが、法律的な効力はありません。
一方遺言は主に、自分の死後に財産を誰にどのくらい与えるか指定するもので、法的な効力があるものです。
エンディングノートと遺言の違いは詳しくはこちら。
・関連記事 遺言と遺書とエンディングノートの違い【ご存知ですか?】
終活はいつからはじめる?
終活は、終活のことが気になり出したときが始め時です。
この記事を読んでいただいただいているということは、終活のことが気になってるということだと思います。
なので、今の時点が終活の始め時です。
くわしくはこちら。
・関連記事 終活はいつからはじめるのがいい?終活カウンセラーが解説
まとめ
以上、終活について何からはじめるのか、について解説しました。
- 終活はエンディングノートを書くことから始めるのがおすすめで、基本情報や資産、メッセージなどを記載する。
- エンディングノートには法的効力がないため、遺産分割方法の指定などは遺言書を用意する必要がある。
- エンディングノートを通じて自分自身を見つめなおし、家族への重要な情報を残すことができる。
今回は以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。