終活やることリスト 終活の専門家がわかりやすく解説

終活の相談者

「最近、終活に興味があります。終活は具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか?」





大阪の司法書士・終活カウンセラーの田渕です。こういった疑問にお答えします。

終活についてやることをリスト化しました。

これらをすべて、必ずやらないといけないというわけではありません。

ご自分の事情に合わせて、どれをされるかは自由です。


終活やることリスト 終活の専門家がわかりやすく解説

終活やることリスト 終活の専門家がわかりやすく解説

終活でやることは下記の通り。

・エンディングノートを書く

・遺言書を書く

・財産目録を作る

・骨董品・宝飾品などの動産の処分

・思い出の品の生前整理

・デジタル遺品の生前整理

・知人や友人にペットの世話を託す信託契約を締結する

・お葬式についての希望を家族に伝えておく

・お葬式の参列者名簿を作っておく

・お墓を用意し、家族に知らせる

・死後事務委任契約をする

・生前贈与

・借金・債務を減らしておく


それではくわしく解説します。


終活やることリスト1 エンディングノートを書く

終活やることリスト1 エンディングノートを書く

エンディングノートとは、ご自分の情報や財産の内容、家族に対するメッセージ、残りの人生でやりたいことなどを書き記すノートです。

エンディングノートを書くことで、自分の意思や希望を家族にしっかり伝えることができます。たとえば、「どんなお葬式にしたいか」「どこにお墓があるか」「誰に財産を託したいか」「延命治療は希望するか」といったことをあらかじめ書いておくと、万が一のとき、家族が迷わず行動できるようになります。

また、エンディングノートは法律上の効力はないものの、「本人の意思」を示す重要な手がかりとなります。

遺言書ほど形式にとらわれず、気軽に始められる点も魅力です。

さらに、自分自身がこれまでの人生を振り返り、これからの生き方を考えるきっかけにもなります。

「これまで大切にしてきたことは何か」「やり残していることはあるか」など、自分の気持ちに向き合う時間にもなります。

エンディングノートは、ノート形式の市販品を使っても良いですし、インターネットから無料でダウンロードできるテンプレートを使ってもかまいません。

ご自身の書きやすい方法で、できるところから少しずつ始めてみるのがコツです。

・関連記事 エンディングノートとは?司法書士、終活カウンセラーが解説


終活やることリスト2 遺言書を書く

終活やることリスト2 遺言書を書く

遺言書は、自分が亡くなった後に財産をどのように分けるかを決めておく大切な書類です。

正式な形式で作成しておけば、法的な効力を持ち、相続人同士の争いを防ぐ助けになります。

遺言書にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なのは「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」です。

自筆証書遺言は、ご自身で全文を手書きして作成する方法ですが、書き方に不備があると無効になってしまうことがあります。最近では、自筆証書遺言を法務局で保管してもらえる制度もあります。

公正証書遺言は、公証人に内容を伝え、公証人が作成する形式の遺言です。作成に費用はかかりますが、形式不備で無効になることはほとんどありません。

ご自身にどの形式が合っているか、専門家に相談されるのがおすすめです。

・関連記事 公正証書遺言と自筆証書遺言どっちがいい?【公正証書遺言がお勧め】

 

終活やることリスト3 財産目録を作る

終活やることリスト3 財産目録を作る

財産目録とは、ご自身が持っている財産を一覧表にまとめたものです。

預貯金・不動産・株式・保険・貸付金・借金などを整理しておくことで、相続手続きがスムーズに進みます。

また、万が一のときに家族が何も分からずに困ってしまう…という事態も防げます。

通帳の保管場所やネットバンキングのログイン情報なども合わせて記録しておくと、より安心です。

エンディングノートにも財産目録を記載するページがある場合もあります。

・関連記事 相続の財産目録の書き方をわかりやすく解説【ひな型付き】


終活やることリスト4 デジタル遺品の整理

終活やることリスト4 デジタル遺品の整理

パソコンやスマホの中には、重要なデータや写真、SNS・メールのアカウント、ネット証券や暗号資産の情報などが残されています。これらは「デジタル遺品」と呼ばれます。

遺された家族がアクセスできないと、資産が事実上凍結されたままになることもあります。

そのため、利用しているサービスの一覧、ログインID・パスワードを安全な方法でまとめておくことが重要です。


終活やることリスト5 動産(骨董品・宝飾品など)の整理・処分

終活やることリスト5 動産(骨董品・宝飾品など)の整理・処分

骨董品や宝飾品、貴金属、趣味のコレクションなどは、相続の場面でトラブルになりやすい財産です。

「誰がもらうのか」「価値はいくらなのか」が分からないと、相続人同士で揉めてしまう原因になります。

また価値があるものと知らずに、捨ててしまうかもしれません。

元気なうちに、

・自分にとって不要なものは処分する

・価値のあるものは一覧にしておく

・誰に引き継ぎたいかをエンディングノートや遺言書に書いておく

 

といった準備をしておくことで、相続後の混乱を防ぐことができます。


終活やることリスト6 思い出の品の生前整理

写真、手紙、アルバム、記念品などの「思い出の品」は、財産的価値はなくても、ご本人や家族にとって大切なものです。

しかし、量が多すぎると、亡くなった後に家族が処分に困ってしまうことも少なくありません。

・本当に残したいものだけを厳選する

・写真はデータ化して整理する

・誰に渡したいかを決めておく

といった形で生前整理をしておくと、家族の負担を大きく減らすことができます。


終活やることリスト7 ペットの世話を託す準備(信託・契約)

終活やることリスト7 ペットの世話を託す準備(信託・契約)

ご自身が亡くなった後、ペットの世話を誰がどのようにするのかを決めておかないと、行き場を失ってしまう可能性があります。

知人や友人に世話をお願いする場合には、

・世話の内容

・期間

・費用負担


などを明確にした契約(ペット信託・負担付贈与など)を結んでおくと安心です。

この分野は専門的な知識が必要になるため、専門家に相談することをおすすめします。


終活やることリスト8 お葬式についての希望を伝えておく

お葬式については、残された家族が最も悩むポイントのひとつです。

・家族葬にしたいのか、一般葬にしたいのか

・宗教・宗派

・喪主は誰にお願いしたいか


こうした希望を、エンディングノートなどに書いておくだけでも、家族の精神的負担は大きく軽減されます。


終活やることリスト9 お葬式の参列者名簿を作る

亡くなった後、家族は「誰に連絡すればいいのか分からない」という状況に陥りがちです。

・親族

・友人

・仕事関係

・趣味仲間


など、連絡してほしい人をリスト化しておくことで、連絡漏れや判断に迷う場面を防ぐことができます。


終活やることリスト10 お墓について決めておく

お墓についても、生前に決めておくことが終活の大切なポイントです。

・すでにお墓があるのか

・新たに用意するのか

・永代供養や樹木葬にするのか


など、ご自身の希望を家族に伝えておくことで、「どうすればいいのか分からない」という悩みを残さずに済みます。


終活やることリスト11 死後事務委任契約をする

終活やることリスト11 死後事務委任契約をする

亡くなった後には、

・役所への届出

・公共料金の解約

・賃貸住宅の明け渡し

・遺品整理


など、多くの事務手続きが発生します。

これらを家族以外の第三者に任せたい場合は、「死後事務委任契約」を結んでおく方法があります。

身寄りが少ない方や、家族に負担をかけたくない方にとって、有効な終活手段のひとつです。

・関連記事 死後事務委任契約とは【葬儀など死後のことを生前に委任】


終活やることリスト12 生前贈与を検討する

終活やることリスト12 生前贈与を検討する

元気なうちに財産を渡す「生前贈与」も、終活の一環としてよく検討されます。

・相続税対策

・特定の人に確実に渡したい

・子や孫の生活を支援したい


といった目的がある場合には、有効な方法ですが、贈与税や相続との関係に注意が必要です。


終活やることリスト13 借金・債務を整理しておく

借金やローンがある場合、それも相続の対象になります。

可能であれば、生前に返済計画を立てたり、内容を整理しておくことで、相続人が突然負債を背負うリスクを減らすことができます。


まとめ 終活は「できることから」で大丈夫です

終活は、「全部やらなければならないもの」ではありません。

ご自身の年齢、家族構成、財産状況に合わせて、必要なものから少しずつ取り組めば十分です。

「何から始めればいいか分からない」という方は、

まずは エンディングノートを書くこと から始めてみるのがおすすめです。

終活は、残される家族のためだけでなく、

これからの人生を安心して、自分らしく生きるための準備 でもあります。

ご不安な点があれば、司法書士などの専門家に相談しながら進めていきましょう。

大阪の方なら当事務所でも承っております。

初回相談無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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